特選台湾高山茶の製茶方法
こちらのページでは、特選台湾高山茶が出来上がるまでの工程をご紹介しています。
台湾は沖縄より南の地域ですから亜熱帯性気候ですが、特選台湾高山茶は標高1200~2000メートル以上の地域で栽培された茶葉を使用したこだわりを持つ茶農により製茶された茶葉です。
これらの地域は暖かい地表からの風が吹き上がってくる事で日中も夜間も霧に覆われている時間帯が非常に長く、霧によって直射日光が遮られ湿度の高い環境が、厚みのあるそして甘みのある上質な茶葉を育ててくれます。
同じ台湾茶と言っても平地で栽培された茶葉と、標高の高い地域で栽培された茶葉は茶葉の質が全くと言って良いほど違います。
甘みの冬茶、香りの春茶と言われますが、日中の気温と夜間の気温の温度差、そして茶葉の育成環境として標高の高い地域での栽培が質の良い茶葉の条件です。
特選台湾高山茶が出来上がるまで
急峻な山の斜面に切り開かれた茶畑の様子です。
このように茶畑は常時霧に覆われた状態です。
茶葉の新芽の状態
茶摘風景(手摘み)
急峻な斜面の作業ですが、一本一本丁寧に摘まれています。
このような状態で茶葉が収穫されます。
収穫された茶葉は集められて日光萎凋されます。(水分を減少させるため)
続いて室内萎凋されます。(この段階で発酵度を調整します。)
その後浪青という茶葉を手で攪拌する作業の後、機械による炒青を行い発酵度や水分の度合いを確認しながら作業を進めます。
次に茶葉の組織を破壊し茶葉の香りを決める作業である、揉捻を始めます。
この揉捻という工程は茶葉の香りを左右する重要な工程で、機械にかけた布袋を解き、更に手による揉捻を行い、度合いを確かめます。特選台湾高山茶はこの炒青~揉捻の工程を7~8回繰り返します。
最後に揉捻された茶葉を乾燥機に入れ、高温の温風により再発酵を抑制して青臭さを除去し、品質の安定化を図ります。